キッチンのゴミ箱って、分別しようとするとどうしても場所を取りますよね。
かといって数を減らすと、今度は袋がすぐいっぱいになる。この「置ける幅」と「分別できる数」のせめぎ合いに、けっこう長いこと負け続けていました。
うちの場合、可燃ゴミ用の大きいゴミ箱をひとつ置いて、残りの分別は袋を床に直置きしていたんです。プラ用、缶びん用と増えていくたびに床の袋も増えて、キッチンがじわじわ狭くなっていく。掃除のたびに袋をどけるのが、地味にストレスでした。
それで「床に置く袋をなくす」ことだけを目標に買い替えたのが、今回紹介する引き出し式のゴミ箱です。横に並べるタイプも見たのですが、うちのキッチンにはその幅がなくて。消去法で縦に積むタイプにたどり着きました。
同じように悩んでいる方向けに、実際に使っているものを含めて4台を比べてみます。

床に置いた袋をどけながら掃除するの、地味にストレスなんですよね
選ぶ前に測ってほしい3つのこと
幅を先に測る
これが全てと言ってもいいくらいです。ゴミ箱を探し始めると、つい見た目や容量から入ってしまうんですが、置き場所の幅を測ってから探した方が、結果的に早いです。
今回紹介するものだと、幅14cm・17cm・20.5cm・25.5cmと刻みがあります。冷蔵庫と壁の隙間なら14cm、シンクの横に余裕があるなら25.5cm、といった具合に、測った数字があれば候補は勝手に絞れます。

私は幅を測らずに探し始めて、かなり遠回りしました
縦に積むか、横に並べるか
分別数を増やすには、この2つの方向しかありません。
縦に積む(引き出し式・多段)なら、床の面積は最小で済みます。そのかわり高さが出ます。横に並べる(ワゴン型)は出し入れが楽ですが、そのぶん幅が要ります。
うちは幅がなかったので縦にしました。ただし後述のtowerには幅26.8cmのワゴン(レジ袋・4分別タイプ)もあるので、横型=幅を食う、と決めつけないほうがいいです。スペースに余裕があるなら、横型の出し入れのしやすさは魅力的だと思います。
ゴミ袋のサイズを決めておく
45Lの袋をそのまま使いたいのか、レジ袋や小さい袋で回したいのか。ここを決めずに買うと、袋が合わなくて後悔します。私は市販の袋を無駄なく使いたかったので、そこも選ぶ基準にしました。
1. ライクイット 分別引き出しステーション(使っているのはこれ)

▶ ごみ箱 分別 幅14cm 17cm 25.5cm 2段 3段 分別引き出しステーション
4,480円〜/★4.55(580件)/リビングート 楽天市場店
私が買ったのはこれです。引き出しを縦に積んでいくタイプで、65L・幅25.5cm・3段・ホワイトを選びました。価格は7,980円でした。使い始めて約2か月になります。
このシリーズが良いのは、同じ形のまま容量だけ選べるところだと思います。幅は14cm・17cm・25.5cmの3種類で、そこに高さ違いが組み合わさって全8サイズ。置き場所に合わせて「幅を取るか、容量を取るか」を決められます。
| 容量 | 幅 | 奥行 | 高さ | 重量 |
|---|---|---|---|---|
| 18L | 14cm | 46.5cm | 53.3cm | 2.2kg |
| 27L | 14cm | 46.5cm | 79cm | 3.7kg |
| 28L | 17cm | 46.5cm | 59.6cm | 3.6kg |
| 40L | 25.5cm | 46.5cm | 53.1cm | 4.2kg |
| 42L | 17cm | 46.5cm | 88.1cm | 5.3kg |
| 50L | 25.5cm | 46.5cm | 71.7cm | 5.2kg |
| 60L | 25.5cm | 46.5cm | 78.5cm | 6.0kg |
| 65L | 25.5cm | 46.5cm | 87.8cm | 6.7kg |
奥行きはどのサイズも46.5cmで共通です。深さがある分、幅14cmでも18L入る計算になります。冷蔵庫の横みたいな細い隙間を狙うなら、この幅が効いてくると思います。

幅と高さの組み合わせが8通りあるので、置き場所に合わせやすいです
使ってみて
なぜ65Lの3段にしたか
置き場所に25.5cmの余裕があったので、迷わず一番大きいものにしました。細いサイズだと袋の交換が頻繁になりそうで、そこは容量で解決したかったんです。3段あるので、可燃・プラ・缶びんをそれぞれに割り当てています。
引き出しが思ったより楽
これは買ってから気づいたことなんですが、引き出し式ってフタを開ける動作が要らないんですね。前に引くだけでゴミが入れられる。料理中って両手がふさがっていることが多いので、この一手間がないだけでだいぶ違いました。

フタを開ける動作がないのが、思った以上に効きました
高さ87.8cmは圧迫感が出るか
買う前に一番心配していたのがこれでした。一般的なキッチンカウンターと同じくらいの高さなので、置いたら邪魔にならないかなと。
実際に置いてみたら、幅が25.5cmと細いおかげか、思ったほど存在感は出ませんでした。縦に伸びていても、細ければあまり気にならないみたいです。
気になるとすれば下の段
一番下の段だけは、使うときに少しかがみます。ここは構造上しかたないところ。使用頻度の高いゴミを上の段に割り当てたら、あまり気にならなくなりました。

ここは正直、毎回かがみます
向いている人:置き場所に合わせてサイズを選びたい方。容量重視なら65L、隙間狙いなら幅14cm。
2. tower(山崎実業)分別ダストワゴン

▶ tower 山崎実業 分別ダストワゴン タワー 2分別 / 3分別 / 4分別
6,820円〜/★4.65(1,180件)/Kitchen room キッチンルーム
もしうちのキッチンに幅の余裕があったら、たぶんこれを買っていました。
今回の4台で一番評価が高く(★4.65)、レビュー数も一番多い(1,180件)のがこれです。towerシリーズはずっと定番として選ばれ続けていますね。
袋を横に並べるワゴン型で、2分別・3分別・4分別から選べます。45Lのゴミ袋に対応するタイプと、レジ袋で回すタイプの両方があります。
推しポイントは目隠しとキャスターでしょうか。袋が見えないので生活感が出にくく、掃除のときはコロコロ動かせる。蓋付きの仕様もあります。幅は、いちばん細いのがレジ袋・4分別タイプの26.8cm。商品名に「スリム」と付く45L袋対応の2タイプは27.8cmです。
ただし6,820円は目隠しなし・レジ袋2分別の価格です。目隠しが付くものは8,910円から、45Lのゴミ袋に対応するものは12,650円から(45L・目隠し・3分別だと16,500円)。上で書いた「目隠し」は、いちばん安い構成には付いてきません。
向いている人:横に並べる幅がある方。出し入れのしやすさを優先したい方。掃除のたびに動かしたい方。
3. ユニード スリムペール 30L 3段

3,980円/★4.61(70件)/リビングート 楽天市場店
4台のなかで一番安いのがこれです。10L×3段で合計30L、サイズは幅20.5×奥行29.5×高さ105.5cm。
面白いのは、奥行きが29.5cmと浅いことです。私が買ったライクイットが奥行き46.5cmなので、性格がちょうど逆なんですね。通路沿いや壁際など「前に出っ張らせたくない場所」に向いています。
キャスター付きで、外して置くこともできます(その場合は高さ100.5cm)。フタはプッシュ式、日本製です。
ただ、購入前に知っておきたい点が2つ。お客様組立品であることと、引き出し1段あたりの耐荷重が1.5kgであること。缶や瓶をまとめて入れる使い方だと、少し重さを気にする必要がありそうです。キャスターなしで直置きする場合は、床の傷防止にフェルトを敷くことが推奨されています。
耐荷重は他の2台にも記載があって、ライクイットが1段5kg(28L・42Lは7kg/天板2.5kg)、towerが2〜7.5kgです。ユニードだけ弱いというより、この3台のなかでは低めの数字、という見方になります。
レビュー件数は70件と、他の3台(580〜1,180件)に比べると控えめです。
向いている人:奥行きを取れない場所に置きたい方。予算を抑えたい方。
4. EKO センサービン 45L

▶ ゴミ箱 45リットル スリム 自動開閉(EKO イーケーオー センサービン)
19,000円(ファントム45L)/9,500円(エックスウイング30L)/★4.62(822件)/モノギャラリー
同じ商品ページに複数のシリーズと容量が並んでいます。価格は容量ではなくシリーズで決まるので、ここは間違えやすいところです。45Lならファントムが19,000円、デラックスが34,100円。30Lならエックスウイングが9,500円、ファントムが18,800円、デラックスが30,800円。買うときはサイズとシリーズ名の両方を必ず確認してください。
4台のなかではとび抜けて高価ですが、これだけ狙いがはっきり違います。センサー式の自動開閉で、フタに触らずに使えるんです。
調理中に手が汚れているとき、両手がふさがっているとき。あの「フタどうしよう」の一瞬がなくなると考えると、値段の理由も納得できる気がします。
45Lのゴミ袋に対応した大容量タイプ。両開き構造なのでフタが真上に大きく開かず、上に棚があるような場所にも置けます。タッチパネル操作にも対応していて、自動と手動を切り替えられます。
シリーズ・容量・色の組み合わせで全19種類。色は7色(シルバー・ホワイト・ブラック・ブルー・ブルーグレー・マットブラック・ブラックスチール)ありますが、この7色から選べるのはページ全体の話です。ここで紹介している45Lはシルバー・ブラックスチール・ブルーグレー・マットブラックの4色で、ホワイト・ブラック・ブルーは他の容量にしかありません。
向いている人:衛生面を重視したい方。フタの開け閉めが面倒な方。上に空間の余裕がない場所に置きたい方。
4台を並べると
| ライクイット | tower | ユニード | EKO | |
|---|---|---|---|---|
| 価格 | 4,480円〜(18L) 使用中の65L 3段は7,980円 | 6,820円〜(目隠しなし) 目隠し付き8,910円〜/45L袋対応12,650円〜 | 3,980円(30L 3段) | ファントム45L 19,000円 /エックスウイング30L 9,500円 |
| 評価 | ★4.55 | ★4.65 | ★4.61 | ★4.62 |
| レビュー数 | 580件 | 1,180件 | 70件 | 822件 |
| 形式 | 引き出し縦型 | ワゴン横型 | 引き出し縦型 | 自動開閉 |
| 最小幅 | 14cm | 26.8cm(4分別タイプ) | 20.5cm | 20.5cm(18L) /45Lは27cm |
| 奥行 | 46.5cm | 30〜44cm | 29.5cm | 29.2〜46cm |
| 分別数 | 2〜3段 | 2〜4分別 | 3段 | 1(分別なし) |
| 45L袋 | 不可(各20/20/25L) | ○(12,650円〜のタイプ) | 不可(各10L) | ○ |
| キャスター | 別売りで対応 | ○ | ○ | × |
まとめ
結局のところ、置き場所の形で決まるというのが正直な結論です。

結局いちばん変わったのは、ゴミ箱そのものより床でした
- 幅も奥行きも合わせて選びたい → ライクイット 分別引き出しステーション(全8サイズ)
- 奥行きが取れない → ユニード スリムペール(奥行29.5cm)
- 横に並べる余裕がある → tower 分別ダストワゴン
- 触らずに開けたい → EKO センサービン
買ってから分かったことを、ひとつだけ書いておきます。縦に積むタイプは、どの段に何を割り当てるかで使い勝手が変わります。
一番下の段は、使うたびにかがみます。最初は何も考えずに割り当てていて、ここが地味に面倒でした。使用頻度の高いゴミを上の段に移したら、気にならなくなりました。
商品ページに出ている数字は、幅・容量・段数までです。「毎日どの段を開けるか」は、置いてみるまで分かりません。買うときに1分だけ、そこを考えておくと後がラクです。
そのうえで、まずはメジャーを持ってきて、置き場所の幅と奥行きを測るところから。それだけで候補はぐっと絞れます。
キッチンの床まわりの話として、透明キッチンマットで転びかけた話とフチ付きまな板で床が汚れなくなった話も書いています。この3つで、うちのキッチンの床はだいぶ片付きました。
なお、上で「触らずに開けたいならセンサー式」と紹介しましたが、うちで実際に使っているセンサー式のゴミ箱は別のものです。そちらはセンサー式のゴミ箱を新居に置いた話にまとめました。反応が良すぎて通るたびに開く、という話も書いています。
※引き出しには1段あたりの耐荷重があります。缶・瓶をまとめて入れる場合は、耐荷重を超えないようご注意ください。キャスターなしで直置きする場合は、床の傷防止にフェルトを敷くことが推奨されています。
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